個人利用・覚書


by m_sleepless_k

中小レポートとその影響

中小レポートとは、戦後依然として館内閲覧に限るサービスや蔵書の貧弱さなどを改善するために、日本図書館協会が三年間の調査の結果に基づく中小公共図書館の方向性、目標を示そうと試みた。この三年間に行われた調査の報告書が『中小都市における公共図書館の運営(中小レポート)である。その内容は、地域住民に身近な市町村の図書館こそ図書館奉仕に重要な役割を果たし、その意義を持つというものである。
さて、その影響であるが、まず日野市立図書館の誕生があげられる。この図書館は貸出をもっとも重視するなど、「中小レポート」を実践する画期的なものであった。次に、『市民の図書館』の刊行である。ここでは市民図書館の当面の最重要項目をあげており、これが図書館員や図書館に関心のある市民に読まれ、大きな影響を与えた。さらに同年東京都で刊行された『図書館政策の課題と対策』に沿った財政援助により、東京の公共図書館の水準が向上し、全国的な図書館発展へとつながっていった。
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by m_sleepless_k | 2005-05-13 18:43 | 司書